本日は Terrafrom Enterprise 改め Terraform Cloud の触りとしてVCSの設定を紹介したいと思います。
Terraform Cloud は2019年前半に名称が変わりました。 (Terraform Enterpriseはオンプレ製品の名前にスライドしています)
では早速、 Getting Startedに従ってVCSを設定していきます。
VCS(version control system)の設定
バージョン制御用にVCSを設定します。Terraform Cloudの使用にVCSは必須ではないようですが、Repositoryで差分を残せたり、pushからWebhookでplan実施してくれるなど、いいこと尽くしなので使用推奨。
サポートされているproviderは現在6つです。
- GitHub
- GitHub Enterprise
- GitLab.com
- GitLab EE and CE
- Bitbucket Cloud
- Bitbucket Server
Terraform CloudとVCSの接続はOAuthとWebhookで行われます。(例外でSSH鍵での接続もあり)
ここではBitbucket Cloudと接続してみます。
Bitbucket Cloud側OAuth設定画面
![](https://blog.grasys.io/wp-content/uploads/2022/04/11-5-592x1024.png)
Name, Descripitionは適当に、URLは https://app.terraform.io
を設定します。
権限は公式通りに設定で良さそうです。
注意する点はコールバックURLの登録です。Bitbucket側の設定時にはまだコールバックURLは存在しないので空欄にしておき、Terraform Cloudの設定で発行されたURLを設定し直す必要があります。
![](https://blog.grasys.io/wp-content/uploads/2022/04/12-4.png)
作成されたOAuthのKey, Secretを控えておきます。
Terraform Cloud側VCS設定画面
![](https://blog.grasys.io/wp-content/uploads/2022/04/13-4-1024x966.png)
基本、控えたKey, Secretを入力するだけです。
![](https://blog.grasys.io/wp-content/uploads/2022/04/14-3-1024x437.png)
ここまで登録が終わるとコールバックURLが発行されますのでコピーしましょう。
再びBitbucket Cloud側OAuth設定画面
![](https://blog.grasys.io/wp-content/uploads/2022/04/15-3.png)
再びBitbucket側のOAuth設定画面から編集、URLを貼り付けて保存します。
ようやくOAuthの準備ができました。Terraform Cloud VCSの設定画面から Connect organization <NAME>
を選択してみます。 さきほど許可した内容でよいか確認のポップアップがでますので、アクセスを許可します。 !Done! Successfully linked to Bitbucket!! と表示されればVCSの設定は完了です。
次回はいよいよTerraform Cloudにワークスペースを作成してGCEを立てようと思います。
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