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はじめまして。grasysのゆるキャラことJPです。
最近はキャンプにハマっており、少しずつキャンプ道具が増えてきました。まだまだ知識も経験もないのでまずは安価なものから手をつけていますが、Youtubeでは道具レビューなどの動画がたくさんあり沼にハマる未来が見えてきています。
さてさて、今回はタイトルにある通りですが、クラウドって何?なぜクラウドを使う企業が増えているのか?といった内容をお届けします。こんな方に読んでいただきたいなと思います。
- ITリテラシーとしてクラウドについて理解しておきたい方
- クラウドベンダーやIT関連の入門資格を受験しようと思っている方
5分ほどで読める内容になっていますので、簡単なクラウドの概要について説明できるようになりましょう。
クラウドとは?
クラウドとは、ソフトウェアやコンピューター(サーバー)、ネットワーク、セキュリティシステムなどをインターネット経由で利用する技術や仕組みのことを言います。それに対して、それらの機器を自社で保有し運用する形態をオンプレミスといいます。
クラウドのメリット
クラウドのメリットは大きく3点あります。一つずつ見ていきましょう。
迅速なアプリケーションの開発と立ち上げができる
オンプレミスの場合は、システム要件から筐体を選定し、発注後到着するまで数週間から数ヶ月かかります。クラウドではわずか数分で必要なサーバを立ち上げることができてしまいます!ビジネスにスピードが求められる様になってきている現在において、すぐに開発にとりかかれるスピード感はクラウドの魅力と言えます。
費用が資本支出から運用支出に変わる
オンプレミスは筐体を購入するため、初期費用がかかる資本支出となります。その金額は莫大で長期的な視点が必要な投資です。予測がますます難しくなっている現在において、数年先のニーズを予測して多額の初期投資をすることは大きな資本的リスクが伴います。
一方で、クラウドは初期費用がかからない運用支出です。利用量に応じて費用がかかる従量課金制で、必要な時に必要な量だけ利用することができます。リスクを最小限にしてシステムを作ることができます。
柔軟で高速なリソース調達ができる
システムによっては膨大なデータを集めているシステムや、急激にサーバへの負荷が高まるようなシステムもあるかと思います。クラウドでは、数秒でサーバの容量を増減したりサーバーの複製を立ち上げることができます。データ保管の残容量が足りなくなったら容量を増やし、容量が余分になれば減らすことができます。急激なアクセス増加によってサーバの負荷が高まればサーバ台数を増やして負荷分散をし、アクセスが落ち着けば台数を減らすことができます。無駄を省き、コストを最適化できると言えるでしょう。
クラウド導入する際の考慮事項
業務の進め方を変える必要がある
規模によるメリットがかつてほど効かないため、業務の進め方を変える必要が出てきています。これまでは予算が豊富な大企業は規模の大きいオペレーションを構築することができ、競合への優位性がありました。しかし、クラウドはどの企業も利用できるため、企業の規模に関係なく機会が均等になりました。企業には革新性、機敏性、消費者重視の対応がますます求められるようになっています。
セキュリティの考え方が変わる
オンプレミスを導入されている場合は社外と社内の境界を守る「境界型」のセキュリティ設計をしているのではないでしょうか。クラウドになると社外と社内の概念がなくなり、どこからでも攻撃される可能性があることを前提とした「ゼロトラスト型」のセキュリティ設計が必要となります。
クラウドが注目されている背景
DX(デジタルトランスフォーメーション)によってIT技術へのニーズが進化していることと、サービスが一人一人のユーザーに合わせて個別化することが求められていることがクラウドが注目されている背景としてあります。少し詳しく見ていきましょう。
DXによってIT技術へのニーズが進化していること
DXとは、単にデジタル化することではありません。様々なIT技術が生活に溶け込んでいる現在、消費者のニーズは進化を続けています。コンビニのレジから飛行機の顧客体験まで、ありとあらゆる業界で起きている現象です。そのニーズを満たすために、IT技術を用いて既存のビジネスや組織のあり方を変革していこうというのがDXです。その中で、どんなサービスが受け入れられるのかユーザーテストをしながら開発を進め、結果によってはピボットをしながらサービスの検討していく動きが主流です。そのためには、以下2点が重要なポイントとなります。
- 初期費用を抑えられること
- 素早く開発できること
消費者のニーズを満たすために、企業のIT技術へのニーズも進化しています。クラウドでは筐体の準備が不要なので初期費用が抑えられ、かつ、数分でサーバを立ち上げられる素早さがあります。
サービスが一人一人のユーザーに合わせて個別化することが求められている
先ほど、消費者のニーズが進化し続けていると述べましたが、自分にあったサービスの提供を求めるようにもなってきています。ECサイトで買い物をする時など、その恩恵を受けているのではないでしょうか。企業が個別化されたサービスを提供するためには、以下2点が重要なポイントとなります。
- 膨大なデータを集約し保存すること
- 蓄積されたデータをリアルタイムに分析してサービスへ反映させること
クラウドではデータ制限なしにデータを保存することができます。また、そのデータをリアルタイムに分析することに留まらず将来予測を行うこともできます。こうした環境の変化がクラウドの利用を促進させているのです。
grasysができること
grasysではソーシャルゲームのインフラをお預かりしてきた実績が豊富にあります。おそらく、みなさんが知っているものや遊んだことのあるゲームもあるかもしれません…!
ゲームは、各種テストを行うためのインフラ環境を短い期間で用意することがあります。また、膨大な量のデータをやり取りしていて、そのデータをKPIとしてリアルタイムに可視化することなどもしています。
クラウドインフラに関してお悩みを抱えていましたら、ぜひ一度お話を聞かせてください!