こんにちは、神庭です。
生成AIが登場し、生成AIを自分自身で触ることも増えてきた中で、生成AIの活用方法や人間にしかできないことは何なのか、といったことを考えることも増えてきました。
今回はそんな内容について書いてみたいと思います。
人間にしかできないことは、まだまだ沢山あると思います。その中でも重要なことは何なのかを考えて見たときに、重要なことの１つとして言えるのは、決断すること、だと考えています。
なぜなら、活用なのか、共存なのか、共創なのか、といったことは一旦横に置かせていただきますが、AIを使うのは人間であり、またAIが出してきた情報を用いて次のアクションを決めるのは人間だからです。
もちろん、決断するにあたっても色々な要素が必要だと思いますが、１つには自分がどうしたいのかという意思も大事だと思います。
実際にAIに質問をしてみると、色々な角度からの回答をスピーディーに出してくれてとても便利ですよね。中には、次のアクションについて、複数のパターンを提示してくれることもあります。
ただ、自分は何をしたくてAIを使っているのか、AIが出してきた情報を使ってどうしていきたいのか、ということがなければ、次のアクションに移せず、何のためにAIを使ったのかがわからなくなってしまいますよね。
例えば、仕事で何か調べものを依頼されて、AIに質問してみたとしましょう。「AIがこういう回答を出してきたんですが、どうしたらいいでしょうか」と依頼者に回答したのでは、ただの伝書鳩になってしまい、依頼者の立場からすれば「それなら自分でAIに聞けばいいや」と思われてしまうことでしょう。
生成AIの登場前であれば、ネット検索であっても情報収集に時間がかかるものなら、「情報収集してまとめました」だけでも喜ばれることもあったかもしれませんが、今ではそれを生成AIが瞬時に行ってくれます。
AIの回答を用いて自分はどうしていきたいのか、依頼者に対してどう貢献していきたいかといった自分なりの意思や、（上司や決裁者の決裁がなくても動ける範囲において）次のアクションを決めていく力がなければ、そこに自分が介在している意義がなくなってしまうといったことにも繋がりかねません。
AIは人間にとって便利・脅威、ということを耳にすることが多くなったように思いますが、このように自分なりに言語化することにより、改めて、自分の意思をもって決断していくことを心掛けていきたいと思いました。
お読みいただいた皆さんに、何か参考になるものがあれば幸いです。
今回書いた内容以外でも考えたことはありますので、そちらはまた次回に書きたいと思います。
