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66 歳。AWS 認定 12 冠”も”達成!日本最高齢の 2 大クラウド全冠エンジニア!?

昨年は 31 回歌舞伎を観に行った matt です。先日 AWS認定 12資格を全て取得しました!66 歳と 8 ヶ月での達成、昨年 11 月には Google Cloud Partner All Certification Holders 2025 を受賞しており、66 歳の 2 大クラウド全冠達成は日本最高齢かもしれません。いや、きっとそうでしょう!
今回もその軌跡を blog で振り返ってみたいと思います。

AWS 全冠の軌跡

これが私の 12 冠達成の記録です。全て一発合格で最初の SAA は前職の会社で取得しています。
昨年 3 月から約1 年で 11資格を取得、これらは全て 800 点超(平均 850 点)と安定した成績で、66 歳を過ぎてなお記憶力も受験技術も向上中!?SAA は SAP 合格の再認定のオプションで有効期限が更新されて得した気分です。

試験日 試験名(略称)      点数コメント
2022/10/17AWS Certified Solutions Architect – Associate  (SAA)777昔は 2 ヶ月も勉強
2025/3/29AWS Certified Cloud Practitioner(CLF)967満点狙いも^^;
2025/4/10AWS Certified Data Engineer – Associate   (DEA)812短期で連続合格
2025/4/21AWS Certified AI Practitioner  (AIF)911満点は難しい…
2025/4/30AWS Certified Machine Learning Engineer-Associate (MLA)901快調な合格ペース
2025/6/2AWS Certified Machine Learning – Specialty (MLS)837急に難しくなった
2025/6/30AWS Certified Developer – Associate  (DVA)854実践的良問多し
2025/8/12AWS Certified Solutions Architect – Professional (SAP)801やはり最難関!
2025/11/4AWS Certified Advanced Networking – Specialty (ANS)838これも最難関!
2025/12/12AWS Certified Security – Specialty (SCS)804ほとんど最難関!
2026/1/13AWS Certified CloudOps Engineer – Associate  (SOA)809Associate 最難関
2026/3/2AWS Certified DevOps Engineer – Professional (DOP)823またもや最難関!

昨年 9 月には兄が急逝(涙)、しばらく試験から離れた時期もありましたが立て直して、2026 Japan All AWS Certifications Engineers 応募期限の 3 月末前に全冠達成できました。途中 Google Cloud の新しい 2資格にも合格し、人生で一番勉強し、一番沢山の資格に合格し、一番達成感があった 1 年でした。 

AWS 全冠も目指すことにした経緯

私は 2024 年 9 月に Google Cloud 認定全 11資格を取得し『65 歳。Google Cloud 認定資格全冠がめでたい!もしかして最高齢?』を blog にしました。その中の 今後の目標 で「AWS の Professional 資格取得を近い目標」と書きました。

少し試験勉強は休んで翌2025 年には blog の言葉通りに AWS の SAP(Solutions Architect-Professional)を目指し勉強開始、以前同様問題集のみの勉強法で。しかし 2週間も続かずあえなく挫折。SAP難しすぎる!全く解けないし覚えられない… AWS の試験知識が乏しすぎて長文で難解な SAP 問題に歯が立たなかったのです。

そこで作戦練り直し。ここで頼りにしたのは沢山の方の AWS 全冠ブログ。皆さん Professional と Specialty試験の難しさについては意見が一致しており、正攻法で Practitioner~Associate~Professional&Specialty と段階を踏んで難関試験合格に辿り着いているんですね。で、私も Practitioner や Associate をいくつかとって SAP を目指すくらいなら、いっそのこと全冠目指せ!になった次第。

クラウド界隈において、AWS 全冠は歴史も長く、エンジニアの間で一つの大きな到達点として確立されていることを改めて実感しました。最高齢でのダブル全冠を名乗るなら、この高い壁を越えてこそだと覚悟を決めたのです。

【2 大クラウドの全冠表彰の歴史】

以下に 2 大クラウド全冠表彰制度の歴史をまとめてみました。
AWS は 6 年前から AWS Partner Network(APN)加入の会社所属エンジニアを対象にした全資格取得者の表彰制度を開始し今に至っています。
Google Cloud は昨年 2025 年 11 月、Google Cloud パートナー企業所属エンジニアを対象に新しい認定資格のプログラムとして開始したばかりです。

表彰制度の名称表彰者数
2020 APN ALL AWS Certifications Engineers 14 名
2021 APN ALL AWS Certifications Engineers 91 名
2022 APN ALL AWS Certifications Engineers 340 名
2023 Japan AWS All Certifications Engineers  579 名
2024 Japan AWS All Certifications Engineers  1,222 名
2025 Japan AWS All Certifications Engineers   1,633 名
Google Cloud Partner All Certification Holders 2025 383 名

AWS All Certifications Engineers表彰者は僅か 5 年でその数 116 倍!
沢山の AWS Partner 企業で、社を挙げて自社のクラウドの技術力を示す重要指標として表彰者増加を目標にし、また多くの個人が熱意を持って全資格取得を目指して努力を積み重ねてきた賜物だと思います。IT 業界においても価値ある資格として AWS資格の注目度はますます高まっています。

実際私の前職の会社では AWS 全冠エンジニアを多数輩出すべく、合格しそうな社員を指名していました。その会社で私は SAA をとりましたが継続雇用の満了が近い私に指名はなく(笑)。
そんな『終わった人』が今から AWS All Certifications Engineers になって表彰者に載ったらちょっと痛快!?そんな思いも私の挑戦の力になりました。

2 つ全冠した私ならではの 25資格難度比較

合格した 25 個の難度を比較してみました。難度の判断は総合的な印象と合格に要した勉強時間を元にしました。

AWS資格は Professional&Specialty > Associate > Practitioner のレベル差が大きくハッキリとしています。Google Cloud の Professional資格 は Machine Learning Engineer(PMLE)を除き、おおよそ AWS の Associate レベルに近いと思いました。

AWS の Professional と Specialty は 5 つとも非常に難しく、特に SAP、DOP、ANS が最難関、SCS と MLS が僅差で続きます。Google Cloud は PMLE がダントツの最難関ですが、私が取得した 2 年前は英語試験だったことも難しく感じた理由かもしれません。75 問 3 時間試験の SAP、DOP と ANS の方がやや難しかった印象です。
AWS の Associate は明らかに SOA、SAA、DVA が難しくこれが Google Cloud の Professional相当と感じました。DEA、MLA は Google Cloud の ACE、ADP(英語)相当と思います。初級は似たようなレベル感です。

これらから全冠達成の難度比較は、AWS の全冠 5 > Google Cloud 全冠 4 くらいの印象です。
Google Cloud の Professional資格には最近Security Operations Engineer(英語試験)が追加され、全試験数も 14 に増えましたから難度差は小さくなっているかもしれません。
因みに 4 年に前に合格した「情報処理安全確保支援士試験」は AWS 最難関資格 3 つ分くらいの難度に相当する気がします。

AWS 全冠おススメの取得順序

これも全冠 blog の定番情報ですね。
冒頭に記した私の受験順で、CLF→SAA にすれば完璧なおススメ取得順です。特に最後の DOP は Associate の DVA と SOA の 2 つの有効期限を再認定オプションで更新するので絶対にお得です。

AI、Machine Learning の 3資格は連続であればどこに置いても OK ですが、早めに合格を増やしゴールに近づいた達成感を得るにはこの位置が良く、SOA→DOP は少し連続効果があるのと難関試験の連続に Associate で一息入れる意味でも有効でした。

私の勉強法

私の試験勉強は基本的に試験問題集を丸ごと覚え込む方法です。『基本的に』と書いたのは、業務で AWS は使っていますので試験問題にあるサービスを実際に触ることもあるからです。
今回の AWS 学習リソースは Cloud Licence を利用しました(haruko tanabe さんの blog が決め手)。Cloud Licence は受講者の各試験合格記があって、難度や学習範囲・学習時間を参考に出来てとても役立ちました。因みに Google Cloud の試験では Udemy でした。

生成 AI も今や勉強に欠かせないツール。設問の意味、なぜそれが正答なのか、説明を読んでも理解できないことは多々あり(特に最難関レベル)、AI とのやり取りでやっと理解できることも多かったです。有効だと思ったのは少しでも自分の考えた推察を入れて AI に訊くことです。より的を射た回答が得られ深堀りを繰り返すことで理解が深まりました。その分時間はかかりましたが、腹落ちする納得感が無いと勉強はつらいだけなのでより良く解ることは大切です。

勉強時間は日々 1~2 時間、土日は合計で 5〜10 時間くらい。休日明けの朝の受験にして直前の週末はかなり追込みました。直前の 1~2週間は集中して勉強時間は多めに、合格後の 1~2週間はガクッと勉強時間は減ります。ずーっと頑張るのはキツイので^^;

モチベーションの維持の秘訣

私は歌舞伎をメインに、他の舞台やコンサート、美術展や映画にもよく出掛けます。昨年は全部で 51 回でした。歌舞伎も舞台も上演は通常 1 か月足らず、人気のコンサートチケットはいつも入手困難、ですからどれも貴重な一期一会の見逃せない機会です。常にこうしたイベントの合間を縫うように試験スケジュールを立てていました。

つらい勉強の先には、いつもご褒美が待っている。
「次の楽しみをスッキリした気分で満喫するために、絶対に一発で受かるぞ!」
この気合こそが原動力でした。長丁場の全冠修行において、遊びと学びのメリハリをつけること。それが私のモチベーション維持の秘訣になっています。

全冠して良かったこと

沢山ありますが思いつくところを挙げてみます。

  • 自信: 何よりの収穫は自信!今も難関試験に合格できる自分を発見できたことは自分への最高の贈り物
  • 貢献: 同僚にアドバイスし、合格報告をもらう喜びを知ったこと(Google Cloud 全冠以来の楽しみ)
  • 実務: 知識だけでは不十分でも膨大な AWS サービスを俯瞰できたことは、確実に実務で役立っている
  • 実益: 賞金をたくさん頂けた! grasys のエンジニアには Associate 以上の合格で報奨金が出る
  • 発信: ブログのネタができ、外に向けて発信したいという意欲が湧いてきた
  • 目標: 目指していた「2026 Japan AWS All Certifications Engineers」へ応募できた
  • 節酒: 日々の酒量が激減! アルコールが入った頭で勉強しても覚えられないので自然と
  • 健康: 健康により一層留意するようになった、勉強も趣味もすべては健康あってこそ
  • 感性: 舞台やコンサートが以前より楽しめるようになった、集中力と理解力が増した気が…(笑)

次の目標

この全冠をいつまで維持できるか、に興味が湧いてきています。AWS資格の有効期限は 3 年、再認定のオプションも活用しながら「何歳まで全冠エンジニアでいられるか」、自分なりの挑戦を続けてみたいと思います。
有効期限が 2 年の Google Cloud資格との「W 全冠維持」は決して楽ではありませんが、今年の秋には必要な更新を済ませ「Google Cloud Partner All Certification Holders 2026」 への応募は近い目標にします。とはいえ家族との時間も少し増やしたく「無理をしない挑戦」を前提に置きながら。

grasys に入ったばかりの頃の最初の blog 定年後のリスキリングで目指せ!最高”齢”の今どきクラウドエンジニア! の中でこんな事を書いていました。

64 歳の”決意表明”からはや二年、当時思っていた以上に遠くまで来れたかな?と少し感慨深いです。これからも、この変わらぬ思いを抱いて日々を歩んでいきたいと思っています。

最後まで読んでいただき、有難うございました。私自身多くの方のブログを読んで励まされ、助けられてきました。私のこの blog も、何処かで誰かのお役に立てたなら嬉しい限りです。

12 月は SCS試験に合格直後の週末に京都南座の顔見世興行へ!

※「本記事における難易度の比較は、執筆者個人の受験経験および学習過程に基づいた主観的な感想であり、Google Cloud や AWS の公式な見解を示すものではありません。個人のバックグラウンドによって感じ方は大きく異なります。」


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